皆さん、死神を信じているだろうか?
日本のみならず、世界中で似たような伝承が存在している「死神伝説」
西洋では黒い服に身を包んだガイコツ姿で描かれており、基本的に足がない場合が多い。
最大の特徴としては、対象となった人物の魂を削ぎ取る大きな鎌を持っており、また時には翼が生えていたり、中に浮いている事もあると言われている
以前動画でも取り上げた内容だが、今回はそんな死神に関する都市伝説を3つご紹介していこうと思う。
その内容は以下の通りだ。
・死神に会える場所
・死神に遭遇した人の体験談
・死神との「におい」
これらを順番にご紹介していこう。
死神が出る場所(日本の民間信仰)
これは日本のにおける民間伝承のお話。
戦後の静岡県浜松地方では死神が人々の間で信じられていたらしく、次のような都市伝説が存在する。
この浜松地方の伝承では、山や海など人が死んだ場所には死番(しにばん)と呼ばれる死神がおり、その場所に行くと彼らに取り憑かれてしまうのだとか
彼ら死番は、次にそこで死ぬ者が現れない限り、供養する事が出来ないと言われている。
その為、彼らは生きた人間をあえて招くとも言われいる。
また死番は、鉄道の人身事故の現場でも現れるらしいので、心霊スポット同様あまり興味本位で事故現場などには行かない方がいいのかもしれない。
幽体離脱をすると死神につれていかれる
そしてここからは皆さんにも、もしかしたら起こりうる事例をご紹介していく。
詳細は省くが、これは京都のとある大学生の話。
彼はある日を境に幽体離脱を出来る体になったらしく、毎晩幽体離脱を繰り返し、その状態で外を出歩いていたと言う。
しかしとある日、黒い服を着た男に
「ここは君のいる場所ではない」
と言われたと同時に、手を引っ張られ天へと連れて行かれそうになった。
けれども偶然、彼らの姿が見えていた老人に助けられ、まさに危機一髪の状況を乗り切ったのだとか。
その後彼は幽体離脱をする事を止めたらしい。
この話は以前記事にした「怪談和尚の京都怪異譚」
という本でも取り上げているので、興味のある方はそちらを読んで頂きたい。
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死神の正体は黒い影?
死神は死期が近い者の前に現れるという話は古くから語り継がれているが、実際のところはどうだろうか?
病院などで生死の境にいる人が、謎の黒い影やモヤの様な物を見ると言った話はチラホラ聞くだろう。
この言葉では説明できない「黒い何か」は今でもハッキリとした答えは出ていない
しかし別のケースでは、死が近づいている人にはとある共通点があると言う。
それが
「におい」
これは私が間接的に聞いた話だが、介護の現場などでは、時折死が近づいている人から、
「焦げ臭い」が漂って来ることがあるのだとか。
黒い影とはにおいの関係は不明
これが具体的に何を意味しているのかは現在は不明だ。
死の縁にいる為に起きるホルモンバランスの崩れか、または我々には見えない
「黒い何か」
が彼らを取り巻いているのか。
もしかすると彼ら自身も、自らその存在に気づく事は出来ないのかもしれない。