遥か昔に滅んだと言われている伝説の古代文明アトランティス。
もはや都市伝説的な話ですが、この文明が実在したかもしれないと言う話はご存知でしょうか?
今回はアトランティスが実際にあったかもしれない具体的な場所を3選と、それを探す上で欠かせないキーワード「ヘラクレスの柱」などについてご紹介します。
ちなみに前回の記事ではその概要やそこに伝わる伝説などを語りましたので、そちらも是非ご覧下さい。
※今回ご紹介する内容はあくまでも都市伝説の話ですので、ご了承下さい。
目次
アトランティスは大西洋に実在した説
前回もご紹介した通り、始めてアトランティスの存在を世に公表した人物といえば、古代ギリシャの哲学者プラトン。
そのプラトンによるとアトランティスは「ヘラクレスの柱の向こうにあった」と伝えられています。
このアトランティスを紐解くキーワードともなるヘラクレスの柱とは、ジブラルタル海峡の入り口にある岬につけられた古代の地名だと言われています。
そしてその外側には大西洋が位置しているため、アトランティスは大西洋に存在したとの考えが現代まで信じられているのです。
そしてここからは大西洋に実在したかもしれない、アトランティスの存在を匂わせる数々痕跡と証拠、伝説などをご紹介します。
アトランティスの場所①・アゾレス諸島
1913年、フランスの地質学者・テルミエという人物がアトランティスの場所を示し話題を呼びました。
彼は以下の理由からこの大西洋中央海嶺(かいれい)に存在するアゾレス諸島にはかつてアトランティスが存在したのでは?と考えました。
・2〜3000メートルの溶岩がある
・かつて地上にあった物が沈んだ
・大西洋に位置している
そしてこのアゾレス諸島付近の溶岩を深く調べると、アトランティスとの僅かな繋がりが見えてきます。
アゾレス諸島の溶岩とアトランティスの繋がり
アゾレス諸島とはポルトガル領の島々で、彼はその海中で発見された溶岩に着目しました。
テルミエによると、このアゾレス諸島領域の海の深さは2000~3000メートルもあるらしいのですが、そこの溶岩は地上で冷えた時にできる構造をしていたらしく、このような深い海中で形成される事は、まずないらしいです。
さらにその溶岩は比較的保存状態も良好な為、これはかつて地上に顔を出していた溶岩が、何かしらの理由により海の底へ沈んだと考えたそうです。
さらにこの場所は、プラトンの言葉にも出てきた「アトランティスはヘラクレスの柱の向こうにあった」と言う話、すなわち現代で言う大西洋の中心に位置しています。
この事からもこの場所がアトランティスと同一という説は当時の人々の間でも話題になったといいます。
現代になってもこの説が本当かどうかは定かではありませんが、アゾレス諸島の溶岩については未だに謎のままです。
アトランティスの場所②・ガベス湾
アゾレス諸島にアトランティス大陸があったとされる説から14年後の1927年。
パウル・ボルチャートという人物がアトランティスはチュニジア(北アフリカ)近郊のガベス湾近郊にあったとする説を提唱します。


と言うのも、このガベス湾内にあったとされる島とアトランティス王国の間には多くの共通点があったと言われており、その内容をザックリまとめると…
・かつてその島には王と住人が住んでいた
・巨大地震の影響により海へ沈んだ
・アトランティスを統治していた10人の王に似た名前を持つものが存在した
・アトランティスの話にでてくる水路を連想させる地形が存在した。
(この島とチュニジアの海岸を通り地中海に繋がる水路)
などが挙げられるみたいです。
ちなみに僕が調べた限りでは、その島の名前も不明でしたので、このパウル・ボルチャートの話が本当かどうかは定かではありません。
アトランティスの場所③ビミニロード
アトランティスを語る上では避けては通れないビミニロード。
1968年には大西洋ビミニ諸島の海底にて石畳のような人工物らしき物が1km以上に渡って発見されているのです。
この石畳は後にビミニロードと呼ばれ、ヘラクレスの柱の向こう、すなわちジブラルタル海峡の外側に位置している事から、あのアトランティスがあった場所なのでは?と議論を巻き起こしました。
そしてこのビミニロードが発見されたの1968年ですが、それよりも前にとある預言者によって、その存在が語られていました。
その人物こそ、世界三大預言者とも呼ばれるエドガー・ケイシー

出典:Wikipedia
エドガー・ケイシーが預言したアトランティスの復活
彼の予言によると、1968年から69年の間に、ビミニ島周辺でアトランティスが再び水中から現れると語っており、まさにそれが実現する形となりました。
また彼は過去や未来を覗く能力・リーディングを通して、アトランティス人の生活や文明の様子を透視する事に成功したと語られています。
その内容は非常に驚きとロマンに溢れているので、是非ともご紹介したいのですが、たぶんメチャクチャ長くなるのでこの話はまたの機会に。
そんなエドガー・ケイシーの予言通りビミニ諸島付近にあらわれたビミニロードですが、専門家の間ではこの石畳は自然の力によって形成されたとの声も上がっており、ビミニロード=アトランティス説は現在まで立証されていません。
いずれエドガー・ケイシーの予言が立証される日が訪れるのか…非常に楽しみな所ではありますね。
アトランティス文明は別の場所に実在する?
これらのお話は非常にロマンに満ち溢れた都市伝説なのですが、アトランティス文明と断言できる遺跡などは現在までに発見されていません。
その事から「ヘラクレスの柱」とは別の場所の事なのでは?という説も出ています。
また以前の記事でもご紹介しましたが、アトランティスの話自体、古代ギリシャのプラトンが作った架空の話だったとの説もあります。
アトランティスの場所と実在性・まとめ
以上がアトランティスが実際に存在したかもしれない場所に関する都市伝説でした
確かな信憑性はありませんが、後はこれを読んだ人の解釈次第と言う事で今回は以上になります。
参考文献はこちらです。アトランティスについて面白い内容が掛かれているので、是非読んでみて下さい!
古代文明とアトランティス
古代文明アトランティスの謎を解く
しばらくしたら、預言者エドガー・ケイシーが見たアトランティスの姿や、アトランティス人の子孫は実在するかもしれない、という都市伝説についてもご紹介していきますので、そちらもよろしくお願いします。
ご愛読ありがとうございました。
では