英語を話したいと思う人は日本に多く存在するだろう。
しかし、最初は意気込んで勉強を始めても3日後、一週間後にはいつの間にか辞めてしまっているケースも少なくない。
そんな時に読んでほしい本がこの「英語の多動力」だ。
ホリエモンこと堀江貴文による著書(正確には彼のインタビューを編集者が書いたもの)だが、今後も続くであろう英語を学ぶ事の重要性やその理由、学び方、やりがいの見つけ方など様々な事が書かれている。
今回はそんな英語の多動力を読んだ感想レビューとネタバレを避けた内容を書いていく。
何故英語が嫌なのか?続かないのかを分析している
自分では分かっていても、英語学習となると途中で折れてしまう人もいるだろう。
この本ではその原因論やどういった事を実践すれば英語学習を続けられるのかなどが、読みやすい言葉と事例を交えて語られている。
例えば英語で何か1つの事にハマること、没頭できる学者方法を見つけるなど遊びの延長として英語を学ぶ事もできるのが現代のスタイルだと述べられている。
確かに教科書に沿った学習よりも話したい人と会話する、ユーチューブを見る、スマートニュース(英語)などを読んだ方が自分が本当に求める情報を得られるだけでなく、モチベーション維持にも繋がる。
自分の興味のある事や好きな事にハマり、飲み屋をハシゴするようにそれを実践していく。
本書タイトルにも付いている多動力の基本だ。
本書ではそんな多動力に満ちた五人の英語を扱うビジネスパーソンにインタビューをし、いかに今後も英語を話す事が大事なのかを熱弁している。
そしてその最後にホリエモンがそのインタビューアーに対するコメントと読者へアドバイスするといった形だ。
もちろん本の大部分はホリエモンの意見や考えをまとめた物で構成されており、インタビューは一部のコーナーの様な物だ。
しかし、このインタビューが中々面白い。世界の第一線で活躍する人物達の生の声や苦悩、英語に対する意識などが赤裸々に語られている。
なぜAI時代に英語が必要なのかを論理的に説明
この本が最も強く主張していると感じた点は、今後いかに英語を使うことが重要になるのかと言うことだ。
例えばAIが活躍を見せつつある現代で、一般人が英語を学ぶ事は一見不必要に見える。
しかし、グローバルに活躍する為には英語は必要不可欠だと本書では強く語られている。
確かにビジネスの場で横にAIを付けて会議を進めるよりも、直に相手と話せた方が効率も良いし伝わる想いなども違ってくるだろう。
さらに今後分類される2つの人材、L人材(主にローカルで活動し、財産や仲間関係を大事にする)とG人材(変化を好みグローバルに活躍する)についても語っている。
もしもG人材になりたいのであれば、英語が話せるに越した事はない。
この様に本書では日本や世界のグローバル情勢を客観的に分析し、英語を学ぶ事の意味と重要性をしっかりと提示している。
ちなみにAIと今後の仕事や世界の移り変わりに関しては、別の本でも細かく語っているので、そちらも是非読んでいただきたい。
スキルを身に着けたいならとにかく行動
本書の中でホリエモンが最も強く述べていたであろう言葉は「行動する事」だ。
彼が他の本やメディアでも口を酸っぱくして言っている事だが、やはり行動に勝る実践は他にはない。
これには常に共感できる。僕の周りを見ていても結局出来ないよりもやらないパターンの方が多いのだ。
けれども英語を学習し、沢山間違えていっぱい恥をかく、悔しい体験をより多く重ねた方が英語は定着しやすい。
僕自身も体験してきた事だが、確かにその方が英語の習熟度は高い。
そして本書でも特に心に響いた箇所を少し引用させてもらう。
・「自分がバカ」であることを知っている人は強い
・「できない理由」を先に考えるな
・勉強することは=「我慢すること」ではない
・ワクワクする勉強だけをやる引用:英語の多動力
この様な教えは教科書を主体とする学校ではまず習わないだろう。
英語だくでなく、学校教育は実際のところ矛盾に満ちた部分も少なくなく、現代は自分で真実を見極め考え行動する時代なのだと個人的に思う事もある。
もし貴方がこの本を読む機会があるのであれば、是非とも本から学びのヒントを見つけてほしい。
英語の多動力・感想まとめ
基本的にはホリエモンの著書「多動力」と結びついた部分がいくつもあると感じた。
今までの本を読んでもやはり1番大事なのは行動に尽きると感じる。
特に前作「多動力」は好きな事を飲み屋をハシゴするように次から次へと実践していき、それがいずれ点と点で結ばれる日(役立つ時)が来ると語られている。
もはや英語もその中の1つで、1つの点として他の点と線で結ばれ、人生において意味のある物に変わる日も近いのかもしれない。
そしてそれが実現した時、アナタはもしかしたら何万分の一、何千人に一人の人材になっているかもしれない。
今回ご紹介した事は本の一部分だけなので、是非続きは自分で読んでもらいたい。
では。