そもそもメモリの機能ってなに?
メモリは複数のファイルやデータを一時的に記憶する機能があります。あくまで一時的ですので、ハードディスクによる保存とはまた違ってきます。
簡単に説明すると、
①ハードディスクに保存されたデータを開く
②データは一時的にメモリへ乗せられる
③メモリに乗ったデータを編集(CPUが処理)
④ハードディスクへ保存
といった具合に、パソコンでソフトやファイルを立ち上げ編集する際に、それらを置く作業台のような能力を持っています。
メモリの容量を超えたソフトの同時使用や作業を行う事はできませんが、逆にメモリの容量が多ければ多い程、同時に色々なソフトやファイルを立ち上げ作業を行うことができます。
例えば、パソコンでネットを使ってる最中にadobeなどの編集ソフト、exelやwordなど様々なソフトを同時に使用する事が結構あると思います。
そんな時にハイスペックなメモリを積んでおくと、素早い作業の切り替えが可能になると言われています。逆にメモリの性能が低い中でゲームや複数作業を行うと処理能力が低下し、カクついたり重くなります。(これは他のパーツでも同じですが)
最近のスマートフォンでも高性能なメモリ(6GBなど)がつまれている為、昔と比べてカクつきがかなり減りました。
メモリ容量(ギガバイト)の仕組み
スマホやノートPCでは不可能ですが、デスクトップPCであれば後にメモリだけを増設することも可能です。メモリは4GBを✕2つ設置するなど複数枚搭載することも可能です。メリットとしては、メモリを複数枚使用すると、データの処理をより高速で行うことができます。
ちなみにメモリを1つだけ搭載されている場合はシングルチャンネル、2つ搭載されている場合はデュアルチャンネルと言われています。カタログなどには16GB(8GB✕8GB)というように記載されている事が多いです。
特にゲーミングPCでは、4GB✕2で8GB、8GB✕2で16GBというようにメモリを2つ積んでいる場合が多いです。間違ってデュアルの筈がシングルを買ってしまう事がないように気をつけて下さい。
そしてよくメモリはハードディスク(HDD)と間違われる事が多いです。容量の単位が同じGB(ギガバイト)だからだと思われますが、データを直接保存するハードディスクとは違い、メモリはあくまでも作業の為の一時記憶です。
ハードディスクの詳しい説明はこちらをどうぞ。
結局オススメの容量は何なのか?
現在ではゲーミングPC、仕事用PC共に4〜16GBが主流ですが、32GBのメモリを積んだパソコンもあります。しかし、32GBを一般人が持っていてもその性能をフルに使う機会は非常に少ないです。用途によって選ぶのが一番ですが、16GBのメモリを選べばPCゲームや編集ソフト、重たいファイルを開いても十分に作業をする事ができます。
ちなみに8GBでも十分可能ですが、ゲームによっては画質を下げたり設定をイジる必要がある場合もあります。やはり使用目的を明確にすることが重要かと思います。
また用途によっては、メモリ以外にもグラフィックボード、CPUと呼ばれるパーツの性能が重要になってきますので、よければこちらの記事もどうぞ!